
Winter Classic Music Selection from MCO MCOクラシック・セレクション 冬 マグノリア室内管弦楽団(MCO)の過去の演奏会から、 「冬」をテーマに選りすぐりました。 枯れた晩秋から冬へ向かう様、降り積もる雪、日の出と雪解け、春の予感… 移ろう季節を感じながらお聞きください。 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------- ■.J.シュトラウスII:喜歌劇「こうもり」序曲 Johann Strauss II: Operetta "The Bat" Overture このオペラは大晦日~元日にかけてが舞台となっている。 序曲は目まぐるしく場面が転換し、最後は駆け抜けるように終わるエンターテインメント性が高い音楽。 ■P.I.チャイコフスキー:大序曲「1812年」作品49 Peter Ilyich Tchaikovsky : The year of 1812, festival overture, Op.49 有名なナポレオン率いるフランス軍が、ロシアに侵攻して敗北した戦争の、ロシア視点からの曲。ナポレオン軍が寒さと飢えで敗走した理由がわかるような一曲。 ■W.A.モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550 Wolfgang Amadeus Mozart: Symphony No.40 G minor, K.550 この作品はどの季節が正しいわけではないが、作品全体を通じて枯れた悲壮感を感じさせる。作曲者晩年の作ということもあって、寂寥感が強い。 ■藤田和宏:エレクトリック・ギター協奏曲 ニ短調 より第1楽章 Kazuhiro Fujita: Electric guitar concerto in D minor 1st movement (エレクトリック・ギター・ソロ:綿貫正顕)(Electric guitar solo: Masaaki Watanuki) エレクトリック・ギターと管弦楽のために書き下ろした初演作品。その内容は、冬へ向かう木枯らしと、移ろいゆく分厚い雲、時折見せる夕日や藍色の空といった、晩秋の日本の風景に着想を得ている。 ■J.シベリウス:交響曲第5番 変ホ長調 作品82 Jean Sibelius: Symphony No.5 E-flat major, Op.82 極寒のフィンランドの晩冬~春が来るまでの曲。喉の病で死の絶望を感じた後、手術で根治して自身の50歳誕生記念演奏会のために作曲された。 生きる歓びに満たされていて、第3楽章の白鳥の鳴き声を模したホルンアンサンブルが美しいが、終わり間際、かつて感じた死の絶望とそれを乗り越え大自然に感謝するエンディングが胸を打つ。 ■R.ヴォーン=ウィリアムズ(編曲:A.フォスター):ロージメードル、または愛の歌 Ralph Vaughan Williams (Arr. by Arnold Foster): Rhosymedre or "Lovely" from 3 Preludes Founded on Welsh Hymn Tunes この作品もどの季節が正しいわけではないが、シベリウス交響曲第5番の後に聞くと、「その後訪れた春」のように感じられて美しい小品。 ■N.A.リムスキー=コルサコフ:序曲「ロシアの復活祭」作品36 Nikolai Andreyevich Rimsky-Korsakov: Russian Easter Festival Overture, Op.36 ゲスト・コンサートマスター:伊藤潤 Guest Concertmaster: Jun Ito 復活祭(イースター)は春の祭りですが、場所がロシアなので寒いです。 ■S.V.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 作品30 Sergei Vasil'evich Rachmaninov: Piano Concerto No.3 in D-minor, Op.30 ピアノ独奏:中橋健太郎左衛門 Piano solo: Kentarozaemon Nakahashi 冬のロシアの傑作第1弾。 ・(Ec) G.ガーシュウィン:歌劇「ポーギーとベス」より“O Lawd, I'm on my way” (Ec) G.Gershwin: “O Lawd, I'm on my way” from Opera "Porgy and Bess" ピアノ独奏:中橋健太郎左衛門 Piano solo: Kentarozaemon Nakahashi ■S.V.ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 作品27 Sergei Vasil'evich Rachmaninov: Symphony No.2 in E-minor, Op.27 冬のロシアの傑作第2弾にして、輝ける金字塔。 ■B.リンデ:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ Op.15 No.2 Bo Linde: Sonatin för Violin och Piano Op.15 No.2 ヴァイオリン:場野まりな Violin: Marina Bano ピアノ:中橋健太郎左衛門 Piano: Kentarozaemon Nakahashi おそらく世界初の動画音源。スウェーデンの夭逝した作曲家、リンデの小品。寒さの中に暖かさ、明るさと暗さが入り混じった、現代音楽でありながら大変親しみやすい佳作。 ■B.リンデ:ヴァイオリン協奏曲 作品18 Bo Linde: Violin concerto, Op.18 ヴァイオリン独奏:場野まりな Violin solo: Marina Bano 日本初演の演奏記録。そしておそらく世界初の動画音源。 スウェーデンの凍てつく冬が表現された、夭逝の作曲家の傑出した代表作。 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------- マグノリア室内管弦楽団 (Magnolia Chamber Orchestra) Link: http://mco2008.main.jp/